※今後イベントを主催してみたいという人の参考になれば幸いです!
イベントに主に必要になるものが、企画、制作、構成、広報です。
もちろん、そのイベントの規模にもよりますが、各部署においてそれなりに人員が必要になります。
まず、企画ですが、イベントがどのような趣旨を持つのか?
いつどこで、どのように開催するか?
ターゲットは誰か?
どのような年代層を狙うか?
いわば、そのイベントの骨子、概要を決め、時期を定め、調整し、イベントに足を運んでくれそうな人に狙いを定めるものが、企画になります。
今回、企画は漠然としたままで、宮台真司を知っている人、政治や宗教、文化といった社会の事象に関心を持っている人、いわば宮台さんに質問をしてみたい人、社会に疑問や生き辛さを抱いている人は全てがターゲットになります。
こうしたターゲットの間口を広く設けてしまったことも少々の反省点かと思います。
企画の時点で「宮台に聞け!」というテーマは決まっていたのですが、宮台さんの何の話が聞きたいのか?
それを全て参加者に委ねたことは、返って参加する際のハードルを高くしてしまった面もあるでしょう。
時期もギリギリでの調節であり、準備期間がわずかしか設けられなかったということもネックです。
時間的に余裕があるのならば、スポンサー探し、後援依頼などの企画段階における根回しや、活動がしやすくなるための準備も余裕をもって行うことができます。
しかし、今回イベントを開催できるか、どうかが決まったのも1~2ヵ月前です。
そこから、イベントに向けての活動が実質的にスタートしました。
大学や各行政組織に話を持ち掛けても、まず後援にはついてくれませんw
各組織とも、大きな団体になるほど簡単に決定を出してはくれないのです。
そりゃそうです、変な組織や個人に名前を貸してしまうと問題になりかねません。
後援や協賛をするためには、組織で会議をして、責任者の許可を得ないことには、OKが出せないのです。
次に一番抜けていた課題ともいえるものが制作と構成ですね。
イベントの表現方法や盛り上がる場面、流れなど、参加者の心に訴えかける、アーティスティックなものを専門とするものがこの分野です。
今回、こうした会場の空気づくりを全て宮台さんにお任せしてしまいました。
私自身、司会などはやったことがないし、経験がない分どうしようもないというのも、ありますが、会場の雰囲気づくりも流れも全て、宮台さんが何とかしてくれるだろうと頼り切ってしまったことは反省です。
最後にイベントで何よりも一番重要になるものが広報です。
どんなに著名な方が行う有意義なイベントだとしても、情報が一般に届かなければ、参加者は増えません。
例えば、企業や映画など大手が行う広報を見てください。みんな必死ですw
何千~何億円かけて、看板を立て、広告を出し、CMを流して、ネットも使って、そこまでしないと人には情報が届きません。
人の想いや心を動かすとなると、更に力が要ります。
毎日のようにブログを更新して、人の目に着くようにしなければなりません。
宮台さんの教えも踏まえながら、自身の想いをまとめ、魅力を伝えていかなければなりません。
そうした想いの下にまとめられたものがこのブログなのです。
私の想いは読者にしっかり届いていたのでしょうか…?
チラシも多く配りました。
チラシはイベントの情報が凝縮され、見た者に伝わるツールです。
いわば、イベントの構成やその全てはチラシに描かれているのです。
こうしたチラシを沖縄のあらゆる行政組織、公共施設、クリニックや飲食店、商業施設にばら撒きました。
多くの人の目に入るのならば、その一心の下にダメで元々、恥も外聞も無しにして行動しなければダメですw
「わたしに関係ないですよね」と無碍に断って、馬鹿にした沖国の教授。「拒否でw」などと取り立ててもくれなかった、格安のゲストハウスの管理人など…
ああいった人間こそ、他者の視座に立つことのできない、感情の劣化した人間なのだと思います。
コミュニティFMなどにも出演しましたね。
ラジオ番組などに出演することは、ハードルが高いかと思われますが、割と何とかなりますw
ラジオDJが番組進行は行ってくれますし、チラシを見せて、イベントの概要を伝えれば簡単な受け答えのみでも、広報をすることは可能です。
大手のマスコミに対しては、県庁記者クラブにニュースリリースを投函して、取材依頼を出します。
今回、全てのメディアに対して依頼を出したのですが、個人が行っているイベントだということもあるのか、どこも取材に応えていただけなかったことが少し残念でした。
今回、企業や組織、公的にメールアドレスを公開しているところには全て、イベントのご案内のメールを送らせていただきました。
おそらくあなたの会社や組織、サークルにも「宮台真司沖縄講演会~」のメールが届いているかと思いますw
影響力のありそうな方の力も借りようと、芸能事務所や有名人などにもメールを送りました。ほとんど反応はありませんでしたが…
宮台さんと沖縄で「沖縄の民主主義の夜明け」というイベントを行ったこともある、元山仁士郎さんにはTwitterでイベントの情報を共有していただきました。
ゆたぼん君のお父さんにもダメ元でメールを送って、参加していただきました。
ゆたぼん君の名前も借りて、広報にご協力していただいたり…
当日はゆたぼん君の質問もあり、会場の雰囲気が和やかになったことも、とてもよかったことだと思います。
動画の編集、投稿のご協力ありがとうございました!
肉球新党のデモでチラシを配ったりもしましたね。知らない人にイベントの情報を直接、訴えかけるのは、ほとんどナンパと一緒ですw
話も聞かずに「大丈夫です」「結構です」などと断られたのは、本当に心が折れそうになりましたが、女性の権利や男尊女卑の社会システムに異議を唱える多くの方に情報が届けられたことはやってよかったと思います。
こうした、力づくの広報があったからこそ、当日の盛況ぶりは生み出せたのでしょう。
個人の不躾なお願いに快くご協力していただたみなさま、お話を聞いていただいたみなさま、本当にありがとうございました!
本来ならば、こうした企画、制作、広報はチームで分担して行うものですが、今回のイベントでは、実質全て私一人で行いました。
ギリギリの準備期間の中で、スタッフ募集の余裕が持てなかったことも今回の反省点です。
主催は初めての経験でしたが、ライターの今一生さんの指導の下、いい経験が積めたと思います。私一人ではここまでの会にはできなかったでしょう。
チラシ作り、ブログや動画の見せ方、人に訴えかけるプロのやり方を学ぶことができました。本当にありがとうございました!
また、今さんや私の想いに応じて、スポンサーになっていただいた、東亜工業株式会社様には心から御礼申し上げます。
宮台真司という人物を巻き込む中で、参加者が集められなかったらどうしようか?
スタッフが集められなかったらどうしようか?
当日の会が盛り上がらなければどうしようか?
宮台さんに恥をかかせてしまったらどうしようか?
不安が尽きない暗中模索の中、当日まで満身創痍の状態でした。
本当にここまで盛り上がる会になってよかったと思います!
何よりお話している宮台さんが楽しそうで本当によかった!
ご参加していただいたみなさま、快くご協力していただいたみなさま、本当にありがとうございました!
来年もまた同じような、イベントを宮台さんと開催できたらと思っております。
その際には、今回の反省点を活かしたいと思います。
P.S.
質問が出なかった場合の保険のためにメモ用紙に質問を記入していただきました。
当日は予想以上に質問が出て、触れることができず申し訳ありませんでした。
回収した質問は全て宮台さんに渡しております。
今後の課題として活かしていただけたら嬉しく思います。